『安全に燃える会社』~早野組の文化をめざして~ 早野組安全文化の構築 創業から122年、会社創立55周年を迎えた我が社は、国内外のその時々の幾多の苦難、試練を全社一丸となって克服し、賢明に社業を継続、発展させて社会への貢献を果たしております。新たに、創業127年、創立60周年に向け創業精神や今日までの先人の尊い経験を生かし ・社員の安全 ・会社の安全 を定着させてより一層、顧客や社会の信頼を獲得・維持・貢献することを目指しています。 そこで早野組では ・「安全に燃える会社」〜早野組の文化をめざして〜 ・見せる攻めの「5Sと環境・安全」 ・自ら考え行動する〜知恵を出し、汗をかく〜 を2009年度「安全」重点活動指針に掲げ、経営トップの率先垂範、全員参加による安全確立に取り組んでおります。 これを具現化するため、平成21年7月1日「安全推進本部」を立ち上げ組織体制を強化しました。社員には「安全に燃える」取り組みとして「絶対に事故・災害を起こさない」との気概や情熱を盛んにして、「何としても自分、家族、仲間、そして会社を守り抜く」強い信念と粘り、執念を持ち続けることを求めております。 「安全」への取り組みに際限はありませんが、事故・災害「ゼロ」のハードルを毎年一つ一つクリアして、安全が「早野組の文化」と称される域に達するよう、社員一人ひとりが「強い思いを持って」常にとどまることなく邁進してまいります。 安全シンボルマーク 我が社では、「安全に燃える会社」~ 早野組の文化をめざして ~ を、モットーに「安全が早野組の文化」と称される域に達するよう、経営トップの率先垂範、全員参加等により安全確立に鋭意取り組んでおります。この「安全文化の構築」を推進するための基本となる、「全社員の意識付けと実践の強化」を図ることを主眼に、早野組「安全シンボルマーク」を制定いたしました(右)。この「シンボルマーク」は、社員および家族からの応募作品258点について、数次の審査を経て厳選しました。「安全に燃える会社」、「安全・環境に取り組む会社」を「5S」で現し、「赤は、安全に燃える会社」「青は、環境に優しい会社」「緑は、人命尊重の安全」を表現しております。主な使途として、「旗」にして、社旗、安全旗と共に、本社および各支店、現場事務所等に掲示するほか、早野組の制服、社員の名刺等に固定化して通年で使用しております。早野組社員一同、これが「安全文化構築」の象徴であることを深く肝に銘じ、一丸となって「安全確立」の実践に努めてまいります。 「安全文化」宣言 2009年度を初年度に5ヵ年計画で推進した、早野組「安全文化構築」はその構成要素である。 事故・災害の発生状況 安全文化構築進捗状況 パートナー、特に二次・三次以降への浸透・実行状況 継続性・成長性・将来性 等を、総合的に検証し判断した結果、早野組「安全文化は構築された」と結論付けました。5ヵ年の永きに亘り“会社も個人も安全を最優先とする社風・気風”いわゆる「安全文化」の構築という崇高な目的を達成するため、社員をはじめパートナー各位と一体となった真摯な努力の積み重ねにより、初期の結果を得ることができました。 もとより、これは安全文化の第一歩を踏み出したに過ぎず、引き続き止むことのない知恵と行動の繰り返しにより、これを確かなものとして将来に亘り成長・発展させ継承していかなければなりません。 2014年6月18日、早野組創立60周年(創業127年)の記念日前日の第32回「安全大会」において早野社長から「安全文化宣言」がされました。幾多の困難を克服し今日の歴史と伝統を築いてこられた先人に感謝と敬意を表すると共に、報恩のためにも初心を忘れることなく、安全の基本理念である「安全は会社存続の礎」の実現を志し、安全に燃える会社「伸ばそう安全文化~私が主役・安全最優先」をスローガンに安全最優先の社風・気風の一層の高揚に取り組んでまいります。 国土交通省 関東地方整備局「建設会社における災害時の基礎的事業継続力」の認定を更新 弊社は、平成22年3月23日付で、国土交通省 関東地方整備局「建設会社における災害時の基礎的事業継続力」の認定を取得しております。 この認定は、関東地方整備局が「建設会社における災害時の基礎的事業継続力評価要領」に基づき、書類と面接で適否を確認し、適合した建設会社に対し、「災害時の基礎的な事業継続力を備えている建設会社」として、認定するものです。 弊社はこれからも、災害時のインフラ復旧や地域の防災力の向上に貢献してまいります。 合同安全衛生会議 月1回の安全衛生会議の他、年2回(11月、翌年5月)の「合同安全衛生会議(社長・工事部本部長・早野組欽明会役員・早野組欽明会特別安全衛生委員・早野組安全衛生委員)」を実施。 11月〜上半期の進捗状況の確認と下半期の推進。 5月〜年度末の総括と新年度取組み方針等の決定。 「各種安全大会」の開催 毎年、6月19日創立記念「新年度安全大会」、11月1日「年末年始安全大会」、翌年2月1日「年度末安全大会」を年3回開催し、早野社長以下役員・社員、及びパートナー事業者(協力会社代表者)約400名が出席して安全の誓いを行っています。 各種パトロールの実施 欽明会安全衛生委員と早野組安全衛生委員の合同による店社パトロールを月1回開催。 工事部(建築・土木・舗装)ごとの自主パトロール及び強化パトロールを月2回以上実施。 本社工事部と安全推進本部による東京支店、中部支店の店社パトロールを月1回実施。 社内の役員と安全推進本部による「6Sパトロール」を年4回実施。 全パートナー事業者による「事業者パトロール」を月1回以上実施。 特別(臨時)パトロールを随時実施。 安全唱和 安全最優先の社風・気風「早野組安全文化」高揚のため「安全唱和」を制定し、各工事現場で作業開始前に全員参加により唱和しているほか、各種安全大会、安全会議、現場辞令交付式等において実施している。 【安全唱和】 目配り、気配り、思いやり、相互注意で自分と仲間を守ろう。 整理・整頓・清掃・清潔・しつけ・作法の徹底と、環境に心を配ろう。 リスクアセスメントKY活動、決めたことは必ず守ろう。 点検・確認は、見る・触る・尋ねて実施しよう。 指差し呼称は元気よく、ハッキリ行おう。 今日も明るく、元気よくゼロ災でがんばろう。ヨシ! 早野組【安全基準】 安衛法等が定める労働災害等防止のための最低基準を守るのみならずより万全な安全管理を推進するための早野組独自の「安全基準」。 No項目制定施行・改定備考 1労務安全等綴書-平成27年4月1日- 2「安全唱和」の実施平成21年1月30日平成25年4月1日- 3「6Sと環境パトロール」平成21年2月1日平成25年4月1日4回/年以上 4「事業者パトロール」の実施と報告書の提出平成21年2月1日平成25年4月1日1回/月以上 5「現場辞令」の事務所掲示平成21年6月1日-- 6年度「安全重点活動指針」の制定平成21年6月1日平成26年6月1日- 7「安全シンボルマーク」の制定平成21年6月1日-- 8職長「保安帽・ヘルラック」の使用平成21年11月1日平成25年9月1日- 9「送り出し教育」の実施報告書平成22年4月1日平成27年4月1日- 10「事例に学ぶ」の水平展開平成22年4月1日-- 11「高齢者の現場雇用承認」制度平成22年9月1日平成27年4月1日- 12「職長の安全配慮義務」の制定・交付平成22年10月1日-- 13「安全は会社存続の礎」の制定平成23年6月1日平成26年6月1日- 14「安全優秀現場評価ボード」の制定・運用平成23年8月1日-土木部と舗装部運用 15「現場着工時の管理チェックシート」平成24年4月1日平成26年6月19日- 16「資機材等運搬業者」の新規入場者教育平成26年3月1日-- 17「安全文化構築進捗状況」の個人点検表平成26年3月1日-- 18「工事事故等による取引停止措置要領」の制定平成26年3月1日-- 19無事故・無災害実行標語「個人標語」の提出平成27年6月1日-- 20「新規入場者」のヘルタイ使用平成28年12月1日-- 足場等の「仮設安全監理者」 平成25年7月に「仮設安全監理者資格」を6名が取得し、同10月より足場等の点検を実施。翌年5月に23名が取得。今後も資格者を増やし、点検現場の数及び足場等の安全、さらには社員と作業員の安全に対する意識の向上に努めていきます。 心肺蘇生及びAEDの研修会 当社は平成20年12月にAEDを4台購入しました。本社・東京支店・中部支店・八田合材事業所に配置、また看板を設置して地域住民への有効活用を呼びかけています。また、毎年11月に地区の消防本部の協力を頂き、全社員を対象に心肺蘇生とAEDの研修会を実施しています。 早野組の「6S」活動 早野組では5S活動にもう1つのS『作法』を加え6S活動に移行しました。全社的取組みで現場及びオフィス業務にて、6S活動を積極的に進めています。6Sとは以下の通りの活動です。 1.「6Sの定義」を全員が理解 1. 整理 要る物と要らない物に区分して、要らない物を処分します! 2. 整頓 要る物を所定の場所にきちんと片付け、いつでも使えるようにします! 3. 清掃 身の回りや職場をゴミ・汚れのない状態にします! 4. 清潔 いつ誰が見ても、誰が使っても不快感を与えぬようきれいに保ちます! 5. 躾 職場のルールや規律を守り、かつ上記4Sの努力を継続していきます! 6. 作法 礼儀作法を身に付け行動として実行していきます! 2. 進め方のポイント 1. 整理 短時間でいっせいに行い、思いきって処分する。 持ち過ぎを避け、繰り返し繰り返し実施する。 2. 整頓 作業性、安全性、美観等を考慮して配置を決める。 表示を工夫する。 3. 清掃 短時間でこまめに清掃するようにする。 汚れの発生源を見つけ、対策を打つ。《発生源対策》→(根源を絶つ!) 4. 清潔 一度徹底的にきれいにして、雰囲気を一新する。 色彩管理を取り入れて清潔感を出すようにする。 5. 躾 管理者の率先垂範と部下に対する監督、教育指導、訓練の継続的実施をする。 6. 作法 日常生活や業務における態度・言葉づかいなど躾けられたことをひとりひとりが習慣として実行できるよう見守り軌道修正を行う。 3. 経営トップによる「6Sと環境パトロール」の実施 基本的な重点推進活動の一つとして、経営トップによる「6Sと環境パトロール」を実施しています。「6Sと環境」が徹底している現場は、安全が確立されていることから、事故や労働災害が起きないことはもとより、業務能率や生産性の向上が図られ、品質の向上・コスト低減等にも反映されます。結果としてお客様に満足していただける製品を提供することとなります。経営トップのパトロールは、建築・土木・舗装の各工事現場を1日3現場巡回し、「6Sと環境」の実践状況と確認・指導、工事への取組み、問題点、担当社員等との意見交換、また発注者への挨拶を行っています。併行して、早野組協力会社においても経営者等が自らの現場をパトロールして「6Sと環境」の実践指導に努めています。 早野組のBCP(事業継続計画)に関する取り組み 当社では大規模化する災害に対処するために2010年3月に国土交通省 関東地方整備局 [建設会社における災害時の基礎的事業継続力]の認定にあわせてBCPを策定しております。この認定は、関東地方整備局が「建設会社における災害時の基礎的事業継続力評価要領」に基づき、書類と面接で適否を確認し、適合した建設会社に対し、「災害時の基礎的な事業継続力を備えている建設会社」として、認定するものです。 当社ではBCP策定して以来、有事に対応するため定期的な訓練を実施し、災害発生に備えております。 現在、猛威を振るっている新型コロナウイルス対応につきましては、2020年4月に[新型コロナウイルス感染症対策室]を設置し、本社所在地である山梨県を始め地方自治体、政府、各関係団体等の要請やガイドラインに基づき[新型コロナウイルス対策従業員マニュアル]を策定し、お客様、お取引先様、従業員と家族、全てのステークホルダーの命と健康を守るため感染拡大防止対策や事業の継続に取り組んでいます。 また、引き続き政府等の要請に応じ、人流抑制や人との接触機会の低減の観点から在宅勤務(テレワーク)、分散勤務など全社を挙げて対策を講じている状況です。 この度[新型コロナウイルス感染症発生時における事業継続計画(BCP)]を策定し更なる対策強化に努めております。 当社の事業継続に関する主な取り組みは下記のとおりです。 基本方針 感染拡大時も当社の社是である[和]の下にお客様・社員・パートナー会社などすべての関係者の幸せを達成する事を最優先した対応をとる。 感染防止対策 ・勤務体制 在宅勤務の実施、分散勤務の実施、直行・直帰の推奨 ・公共交通機関の使用自粛、乗り合わせ等での移動自粛 ・不要不急の出張を自粛 事業継続の取組 ・新型コロナウイルス感染症対策室設置 ・新型コロナウイルス対策従業員行動マニュアルの策定 ・在宅勤務の環境整備及び推奨 ・ワクチン接種の推奨 その他 ・感染症に係る関係法令の改正や新しい知見、政府の方針の変更が生じた場合等における本計画の点検・見直しを実施。 早野組欽明会 昭和52年4月、建築部会・土木部会・舗装部会の協力会社による「早野組協力会」が設立され、「第1回通常総会」が開催される。平成17年4月、早野組協力会より「早野組欽明会」に名称を変え平成21年4月、各部会の協力会社を一本化し現在の「早野組欽明会(会員数94社)」がスタート、平成29年4月1日現在の会員数は90社が加入している。 会員の相互扶助の精神に基づき、建設業の経営、品質、工程、安全衛生管理等に関する事業者研修会を年一回行い、会員の安全管理の向上と企業体質の強化、経営基盤の確立を図っています。